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比例代表制って

選挙区についてはわかったけど、比例代表制がよくわからない、ニュースではよく聞くけど、という人は多いかもしれません。

 

比例代表制とは、各政党の得票率に比例した分だけ当選者が出るという制度です。


このため、立候補は政党単位で届出ます。


候補者たちは、政党を通じて立候補するのです。


尚、衆議院の場合は、全国を11のブロックに分けています。


具体的にお話しましょう。


例えば、田中たろうさんがA党から立候補したとします。


ですが、有権者たちは田中さんに投票することはできません。


A党に投票するのです。


衆議院の比例代表制とは、候補者個人ではなく、政党に投票する選挙制度なのです。

 

田中さんはどうすれば当選できるのでしょうか?

 

各政党はあらかじめ候補者たちの名簿に順番をつけておきます。


政党の候補者の当選順位を梗塞するので、このやり方を拘束名簿式といいます。


田中さんはA党の名簿で3位だったとしましょう。


このとき、A党の得票率の結果、3人以上の当選者を出せることになったら田中さんは当選します。


いや、それでもよくわからないという人もいるでしょう。


簡単に説明していきます。

 

比例代表ではどのように当選者を決めると思いますか?

 

例えば、田中さんが立候補したA党、ライバルのB党、C党があったとします。


その結果、以下のような結果になったとしましょう。


A党:3000票  B党:1500票  C党:900票


もし、この選挙の議員定数が5人だったら、どうなるでしょう。


日本の比例代表制の計算は、ドント式と呼ばれる独特なものです。


各政党の得票数を1,2,3,4・・・・と整数で順番に割っていきます、出てきた数の大きい順に当選者を決めていきます。


この例でいうと以下のようになります。


1で割った場合

A党:3000票  B党:1500票  C党:900票

2で割った場合

A党:1500票  B党:750票  C党:450票

3で割った場合

A党:1000票  B党:500票  C党:300票

4で割った場合

A党:750票  B党:375票  C党:225票


この選挙の議員定数は5人です。


上から5位までの数字(赤字)で当選者が決まるので、A党は3人、B党は1人、C党も1人ということになりますね。


そして、田中さんはA党の名簿によると順位が3位なので、ギリギリ当選しました。

 

もし、議員定数が6人だったらどうだったでしょうか?

 

上の中で6番目に大きい数字は750票です。


A党とB党に同じ数字がありますね。


比例代表で同じ点数になってしまった場合は、なんとくじびきによって当選者を決めます。


政治家がくじびきで決まるの?と思われたでしょうが、これは本当です。


もっとも、実際の国政選挙で当落線上の数字が同じになることはまずないでしょう。


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