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どうして日本は二大政党制になった

大選挙区制が政権の不安定を招くなら、民意をより反映させるには小選挙区制のほうが向いているということになります。

 

小選挙区制というのは大政党に有利なんおで、二大政党制になりやすいのです。

 

アメリカ(民主党と共和党)やイギリス(保守党と労働党)がこの二大政党制の代表的な例ですが、日本(民主党と自民党)も徐々に二大政党制の形になってきていますね。

 

二大政党制というのは、議会の中に大きな政党が2つ存在することです。

 

二大政党制になると、政権交代が容易になります。

 

同じくらい強大な政党が、選挙のたびに政権をめぐって対立するので、いつまでも同じ政党が政権を握っていることはありません。

 

政権交代が容易になれば、1つの政党がいつまでも政権と維持することによる弊害、例えば官僚機構との馴れ合いや業界団体との癒着などが起こりにくくなり、さらに政策による論争が中心になります。

 

なぜ小選挙区制では二大政党制になりやすいのでしょうか?

 

1選挙区に対して1人しか当選しませんから、有力な政党の候補者が当選しやすくなるからですね。

 

もし、あなたが候補者になるとして、あなたが立候補しようとしている選挙区に、有力なA党が公認している候補者がいました。

 

さぁあなたはどうしますか?

 

A党と同じくらいB党があって、考えが一致するなら、そこから出てみようと思いませんか?

 

優秀な人材は、当選の可能性が高い政党に集中します。

 

候補者は立候補するからには当選したいし、政党は1人でも多くの当選者を出したいですから、これは自然のことです。

 

大選挙区制では、同じ選挙区から同じ政党の公認を得た候補が複数立候補し、その全員が当選することもあり得ます。

 

かつて、中選挙区制を採用していた日本もそうでした。

 

でも、小選挙区制では当選者は1人です。

 

政党は公認を1人に絞るしか方法がありません。

 

ですから、A党がダメならB党でとなる。

 

日本が二大政党制になってきたのも、それまでの中選挙区制から小選挙区制に移行したことが背景にあります。

 

小選挙区制の短所を言えば、大選挙区制の長所の裏返しで、政治は安定しますが、少数政党には不利で、死票が増えるということです。


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