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外国との同盟は対等でなくてはいけない

侵略しづらい国の条件、それは侵略する相手が強いことです。

 

非常にシンプルな答えですね。


いじめっ子は、自分よりも強い人をいじめたりしません。


自分より強い人に喧嘩をふっかけるのは、やたら強気なプロボクサーか、少年漫画のキャラクターぐらいでしょう。


あるいは、自分と同じぐらいの力を持っているか。


五分五分の相手であれば、わざわざ喧嘩しようとは思わないはずです。


自分が負けるかもしれないのですから。


また、喧嘩すれば勝てるには勝てそうだが、そのためには自分もかなりの犠牲を覚悟するような相手なら、いじめっ子も簡単には手を出さないでしょう。


国同士の戦争も、それと同じです。


侵略を考えている国は、戦えば必ず勝てると思っています。


たいした犠牲も払わずに侵略したい。


戦争によって国力を低下させたら、元も子もないのです。

 

いったいどういう国が外国から強いと思われるのでしょうか?

 

第一に、常に情報を集めて、今世界がどうなっているのか、いま自分の国がどんなふううに世界の国々から思われているのか、正しく判断できる国です。


つまり、情報の収集力とその分析力があるというのが第一の条件です。


第二の条件は、どこかと同盟を組むことです。


日本は今、アメリカと同盟を結んでいます。


アメリカと同盟を結んでいることで、日本の強さは大きくなっていると言えるでしょう。


ですが、アメリカと同盟を結ぶことでマイナス面も生じます。


アメリカの軍事基地を日本国内に設置していることと、アメリカの敵から日本も同じように敵視されるということです。


これは、同盟を結ぶ場合にいつも考えなければいけません。


その国と同盟を結んで、どんなプラス面とマイナス面があるのか。


もしマイナス面が大きければ、もちろん同盟を組むべきではありません。


逆にプラス面が多いのなら、同盟を結ぶべきでしょう。


都合の悪い部分を少しずつ手直ししていきながら、同盟国との関係を維持していかなければなりませんね。


同盟は、どちらか一方の国だけが得をする、100%満足するということはありません。


自分も助けるから、君も私の為になにかしてくれよ、というのが対等な同盟関係です。

 

そして侵略に強い国の第三の条件が、味方を少しでも増やしておくことです。


日本が味方を増やしたおかげで、大国に勝利した戦争があります。


今から約100年前、当時の大日本帝国とロシア帝国の間で起きた日露戦争です。


日露戦争のハイライトは、日本海軍の連合艦隊とロシアのバルチック艦隊が交戦した日本海海戦です。


ロシアは、バルチック艦隊を日本海まで向かわせる間に、様々な国の港で燃料や食料の補給をしようとしていました。


しかし、日本に味方する国や、日本と同盟を結んでいたイギリス領の港では、ロシア艦隊への補給を拒否したところもありました。


前もって日本が各国と友好関係を構築しておいたおかげです。


また、戦争が終わったあとの講和会議では、親日的だったアメリカが、日本に有利になるよう情報を流したりしてくれました。


周囲の国々を武力で侵略し、ユダヤ人の排斥も行っていたロシアは、当時から強大な国ではありました。


しかし、嫌われていたせいで不利な状況におちいったのです。


情報を集めて分析し、同盟を組み、味方を増やす。


これだけで、戦争をせずとも、かなりの高い確率で国を守ることができるでしょう。


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