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誰でもわかっちゃう政治の超基礎

国をつくろう

政治とは、そこに住む人々の生活を良くするために行われるものです。

 

市議会議員なら市民のため、衆議院議員参議院議員なら国民のための政治を行う。


つまり、政治を行うためには、国という存在がはっきりしていなければなりません。


では、ここでちょっと意地悪な質問をしてみましょう。

 

そもそも、国とはなんでしょうか?

 

皆さん、もう一度世界地図を見てみましょう。


今、世界にはたくさんの国があります。


全部の国の名前が言えるという人はなかなかいないでしょう。


国の名前だけでなく、その場所までわかるという人になると、もっと少なくなるはずです。


仮に国の名前と場所を覚えても、来年にはまた新しく覚える必要があるかもしれませんね。


1990年から2009年1月までに新しくできた国は、なんと37カ国もあります。


つまり、1年に1つ以上、地図上に新しい国が生まれているのです。


では、ここでまた質問します。


ちょっと考えてみましょう。

 

国になるには、なにが必要でしょうか?

 

まず、土地がなければいけませんね。


それから、その土地に住んでいる人がいなければ国とは言えません。


では、土地があって、人が住んでいれば、国ができるのでしょうか。


例えば、あなたが住んでいる市や町も、土地があって人が住んでいますよね。


もし、あなたが、よし国をつくろう!と計画して、〇〇市国をつくりました!と勝手に宣言し、周りの人たちが協力してくれたら、それでOKなのでしょうか?


答えはノーです。


都道府県や市町村は行政区画と言います。


近所の公園に滑り台を置いて、信号機を修理して、などといちいち国にお願いしたら、あなたも国も大変ですよね。


国という大きな単位では、かえってやりにくい。


ですから、そういうことは都道府県や市町村に役所を置いたのです。


市町村は国ではなく、国の中の1つの部分ということです。


では、土地と人と、あと何があれば国になるのでしょう。


それは政府です。


政府というのは、自分の国以外からの干渉や圧力を許さない組織です。


つまり、自分たちの国を自分たちの手で運営をする組織のことです。


都道府県や市町村など地方の役所は、国から指示を受けたり国から補助金をもらったりしますから、この点からも国とは言えませんね。


ちなみに、いま、地方に大きな権限を与えて、地方は地方独自で生きていこうという地方主義という考え方が注目されています。


ただしそれは、地方があまり国に頼らずやっていこうということで、どこかの地方が独立して国をつくるということではありません。


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