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経済の分断は戦争を生む

構造改革があろうがなかろうが、工場は安い賃金を求めて海外に移転していたということがわかってもらえたでしょうか。

 

もちろん、海外移転がすべて良いとは思いません。


日本に残り、日本の質の高い人材に支えながらものづくりをしている企業もたくさんあります。


しかし、どうやら日本はグローバリゼーションという荒波をもろにかぶっているようです。

 

グローバリゼーションとはどういうことでしょうか?

 

難しい質問だったかもしれませんね。


簡単に説明すれば、世界中がお客さんであり、世界中がライバルになったということです。


ここで再び、世界地図を見てください。


例外はありますが、多くの国が、国境を越えて、現地の会社と同じ条件でビジネスをはじめています。


今までは関税といって、輸入品に高い税金をかけることで国内産業を守ってきました。


ですが、自分たちも輸出をする以上、あまり極端な関税はかけられません。


これは当然のことですよね。


貿易の自由化が進み、世界はいま、あちこちで扉がひらきはじめました。


その余波が、日本国内の経済疲弊につながったのです。

 

日本の経済を立て直すには、どうしたらいいのでしょうか?

 

貿易の自由化が進んで、日本の経済がダメになったんら、それをやめればいいのでは?


なるほど、そう思った人もいるでしょうが、これはちょっと難しいですね。


一緒に考えていきましょう。


そもそも、貿易の自由化は悪いことではないと思います。


これを正しく説明するには、タイムマシンの出番が必要でしょう。


1939年に第二次世界大戦が勃発した大きな原因の1つは、力のある国が自分の勢力圏の国々にだけ恩恵を与え、他国を排除(ブロック)したことによります。


つまり、世界がブロック化したことが原因でした。


これをブロック経済と呼びます。


簡単にいうと、アメリカ、イギリス、フランス、日本など、当時の大国が勢力圏を囲い込んで、ほかのブロックに経済の恩恵が漏れないようにしたのです。


こんなことをされては、国外に勢力圏を持たない国の経済は成り立ちませんよね。


また、ブロック化したことで、大国同士の経済的な分断が進んでしまったのです。


もっと詳しくいうと、日本は後発の先進国でした。


イギリスやフランスほどの領土は抱えておらず、アメリカのような広大な国土も持っていません。


3国に比べて小さかったブロック圏が、行き詰ってしまったのです。


当時は、現在のように、国家間を越えて強力を促す国際機関も発達していませんでした。


やがて日本は、同じような状況にあったドイツやイタリアと同盟を結んで、アメリカ、イギリス、フランスやオランダなどと戦争を始めます。


これが第二次世界大戦が勃発した背景の1つです。


歴史的に見て、経済の分断は危険だということが、わかってもらえたでしょうか。


それでなくても、貿易の自由化をやめて、世界に対して扉を閉めてしまうのは、グローバリゼーションの時代に逆行している気がします。


日本の経済を立て直すには、時代の流れにどう追いついていくか、どう時代をリードできるかにかかっていると思います。


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