政治ニュースを読み解くカギ|誰でもわかっちゃう政治の超基礎

誰でもわかっちゃう政治の超基礎

誠実そうではなく誠実な人を選ぶ

18歳になって、みなさんが選挙権を得たとき、どういう人に投票すればいいのでしょうか。

 

自分の理想や考えに合った政策を主張してくれた人?


いい答えだと思います。


では、もしあなたの選挙区に、同じようなことを言っている候補者が2人いたらどうしますか?


おそらく、あなたは候補者の人間的な魅力を比べて、どちらかに投票するのではないかと思います。


一口に人間的な魅力といっても、どこに魅力を感じるのかは、人によって違うでしょうが、しかしその中でも誠実さは、大半の人から魅力的だと思われるでしょう。


当然、候補者たちもそれがわかっています。


だから、自分の誠実さをアピールする一方で、対立候補の不誠実さを批難します。


誠実さの有無は、政治家を選ぶ大きな目安と言えると思います。

 

みなさんは、どうやってその候補者が誠実かどうかを見分けますか?

 

なかなか難しい質問だと思います。


たしかに、その候補者が誠実かどうか、見た目で判断するのは簡単ではないでしょう。


誠実ではない人ほど、誠実そうな顔をしている可能性もありますし、服装や髪型で判断できることでもないと思います。


一所懸命に政治をやっている議員こそ、誠実な人でしょう?だったら、その人がどれだけ働いたのかを見ればいい、そう考えた人がいるかもしれませんね。


では、ここで1つ質問をします。ちょっと考えてみてください。

できないことでも懸命にやったならその人は誠実だと言えるでしょうか?

気持ち的には誠実な人なのかもしれませんが、政治的には不誠実な人とみなされます。


勘違いされやすいことですが、誠実は一所懸命とは違います。


できないことでもとにかく懸命にやればOKというのは、少なくとも政治的には誠実とは言えません。


ではそろそろ前の質問にお答えしましょう。


その候補者が誠実かどうかを見極めるポイントは、きちんと約束を守っているかどうかです。


どれだけ、自分や自分たちの政党が訴えていた政策を実現できているか。


どれだけ、有権者から受け付けた陳情を改善できたのか。


そこを見ていくべきです。


裏を返せば、できないと思ったら、できない、やれないと言わなければならないということです。

 

政治家ができないとはっきり断っていいのでしょうか?

 

いい大人、それも権力を持った大人ができないと認めるのは、意外と勇気がいります。


これがまだ若い人ならともかく、自分の能力不足を認めているようで意外と言いづらい。


しかし、できそうにないことであれば、はっきりできないと言わなくてはなりません。


自分のプライドなど、相手の信用を失うことに比べれば、たいしたことではない。


とにかく、できそうもないのに、必ずできるから、私を信じてくれと嘘をつくのはまずい。


言った本人にそのつもりはなくても、政治は過程ではなく結果で判断されます。


結果としてできなかったら、それは誠実ではなかったということです。


政治家は、国内はもちろん、外国政府との約束事などで、真の意味で誠実に対応しなくてはならないことが多い。


大事な約束を守れなかったら、国際問題に発展してしまう危険性もあるのです。


誠実そうと誠実は違います。


政治姿勢として誠実であるには、もとの人間が誠実でなくては絶対にできません。


ホーム RSS購読 サイトマップ