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誰でもわかっちゃう政治の超基礎

派閥ごとに決まっていた大臣のイス

各党は違いがある一方で、どの政党にも共通している部分があります。

 

例えば、派閥は自民党だけでなく、例を出せばかつての民主党にもありました。


民主党の場合は、いろいろな政党が集まってできたので、初めのうちは出身政党がそのまま派閥になりました。


しかし最近では、旧政党を経てない民主党の生え抜き議員が増え、旧自由党派、旧社会党派などに分けられなくなりました。


いまの民主党の派閥は、旧政党ではなく有力者を中心としたものです。


ところで、昭和や平成の初め頃までは、派閥といえば自民党でした。


もちろん、いまの自民党にも派閥はあります。


ですが、最近では派閥の会合があっても、出席者はまばらです。

 

なぜかつて民主党の派閥は活発になり、自民党は落ち込んでいるのでしょうか?

 

もともと派閥は、衆議院選挙が中選挙区制を採用していた時代に活躍したものです。


小選挙区制の現在では実は派閥を組んでいてもあまり効果はありません。


どういうことかというと、中選挙区制の時代は、同じ選挙区に同じ自民党から複数の候補者が立候補しました。


同じ政党の候補者が最大のライバルになるのです。


自民党の中には有力な派閥がいくつかあって、その勢力は他の政党よりも上だったのです。


そこで、候補者は有力な派閥に属して、派閥からの応援を期待します。


派閥は資金面などで候補者を応援し、その見返りに派閥の会長が政権をとれるように活動するのです。


派閥の会長が政権をとれれば、大臣などの要職を任されることになります。


そうやって、派閥の結束が保たれてきたのです。


ところが、小選挙区制になると、1つの選挙区に党の公認候補は1人だけです。


つまり、派閥の応援がなくても、党がしっかりしていれば当選できる。


そしてなんといっても、自民党が政権を手放し、与党から野党になったことが派閥が落ち込んだ最大の原因です。


政権政党ではないので、会長が下の議員たちに何も与えられません。


かつて民主党が与党だったときには、有力な後援者を持つ派閥の会長が、大臣などの要職はもちろん、政治資金もたくさん与えられますね。


つまり与党ほど派閥がつくられ、しかも結束力が強いということです。


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