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参議院はいらない?

参議院の比例代表制では、個人としていくら得票が多くても、政党の得票数が少ないと当選できない場合があります。

 

例えば、個人の得票では優秀なA候補は100票、こいつは嫌だなと思われていたB候補は10票しかとれなかったことにします。


それでも、B候補の所属する政党は、タレント候補や団体への支援を受けた候補を中心に名簿をつくっていたので、政党全体への得票が多かった。


おかげでB候補は当選しました。


しかし、派手さはないが堅実な人で固めたA候補の政党にはあまり票が集まりませんでした。


A候補は優秀な人材であり、有権者にも認められ、その結果として100票も投じられたのですが、B候補の属する政党の議席が増えてしまったため、落選してしまったのです。


どうも、いまの選挙方法にはこれが最高!と呼べるものはなさそうです。


いずれにせよ一長一短を抱えているということです。

 

今の日本の選挙制度で最も大きな問題ななんでしょう?

 

わかりにくいとこかな?と答えた人、一理あります。


ただでさえ、衆議院と参議院で各2種類の選挙を行っている。


これだけでもわかりづらいのに、その2種類の選挙制度が非常に似ています。


どちらも選挙区から選ぶ制度と、比例代表から選ぶ制度の組み合わせですよね。


これが衆議院は小選挙区制だけで、参議院は比例代表制だけで決めるとなれば、だいぶ話は違ってきます。


そう、最大の問題はわかりづらいということより、衆議院と参議院で似たような選挙をしていることではないでしょうか。

 

参議院は、衆議院のチェック機能を果たす議員です。


衆議院より高い位置から政治を見るという役目があります。


いつ解散するかもわからない衆議院に対し、参議院は6年間という長い任期が保証されている。


衆議院よりも長期的な視野に立てるようになっています。


つまり、場合によっては、参議院議員は衆議院議員よりもさらに高度な政治知見・知恵が必要になってくるのです。


だから私たちも、参議院を良識の府として発展・維持できる人材を選ぶべきなのです。


しかし、いまの選挙は両院とも似たような選挙をしている。


このことは、似たような候補者が当選してくるということを意味します。


実際、現在の参議院は、衆議院のコピーと成り果てているようにも見えます。


衆議院と参議院では、求められている資質が違うにも関わらず。


こんなおかしな選び方がほかにあるでしょうか。


参議院はいらないと主張している人もいます。


参議院の役割の1つとして、衆議院のチェックがあるといいましたね。


ですが、チェックすべき衆議院銀も、国民の公正な選挙で選ばれた議員です。


その議員たちの行動を、また選挙で選ばれた議員がチェックするなどというのは極めてナンセンスです。


衆議院をチェックする人をわざわざ選んで、今度は参議院をチェックする人も選ぶのでしょうか。


こういうのを無駄というのです。


そう考えると、参議院はいらないという意見も、暴論とまではいかないと思います。


いま、事業仕分けで無駄な特殊法人などがやり玉にあがっていますよね。


いつの日か、参議院が仕分け対象になる日が来るのでしょうか。


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